松徳BLOG

コミュニケーション機器

2021/09/11

リハビリ

当院では心身の障害や持病によって腕や指の力が低下し、ナースコールが押せなくなってしまった患者様に、代替的な手段で押すことが出来る機器の導入を適宜ご提案させて頂いております。

具体的には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの神経難病により手足を自由に動かせない場合、呼気や瞼(まぶた)の動きを読み取ってスイッチに連動させる機器などをご用意しています。

この他にも、軽く握るだけでボタンを押すことが出来るアタッチメントや、僅かな指の力で押すことが出来るボタンなどがあります。

ナースコール以外にも、「のどが渇いた」「トイレがしたい」などの基本的欲求を、言語を介さずに伝えることが出来るコミュニケーションボードや、視線の動きを読み取ってコミュニケーションを図る透明の文字盤などもあり、それぞれの患者様のニーズに沿った機器、道具の提案が出来るように備えています。

しかしながら、これらの機器の選定や使用訓練は患者様にとって心理的負担となることもあります。とくに文字盤などの活用は患者様だけでなく我々スタッフの熟練も必要であり、簡単にコミュニケーションが図れるようになるわけではありません。患者様のお体の状態や意欲に合わせて、その方にあった適切な方法を模索していく必要があります。機器の設置に携わる作業療法士だけでなく、理学療法士や言語聴覚士、病棟看護師などと情報交換を行っていく上で、よりその方に適した機器の選定や導入ができるよう、日々研鑽している次第です。

作業療法士 至田

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