小児科

患者さまのいちばんの笑顔が見られるよう
日々努力を重ねています

小児科では、赤ちゃんから15歳(中学3年)までのお子さんを対象に、こどもの内科疾患全般を診療するため広い領域にわたって総合診療を行っています。なかでも、アトピーや食物アレルギーなどのアレルギー疾患では専門性を生かして健全な発育を見すえた診療を心がけています。午前中は急性疾患を中心とした小児の総合診療をしております。
火曜・木曜の午後に予防接種外来を行っています。アレルギーがあるために医院での接種が困難である場合は、当科で接種可能かどうか相談をうけたまわっています。また、専門外来としては、月曜午後にアレルギー外来をしています。食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、じんましんなどのアレルギー疾患や膠原病などをより専門的な立場から治療、助言致します。また、毎月第1金曜午後に、小児循環器の専門外来を実施しています。偶数週の水曜午後には、後期乳児健診も行っております。これらは、予約制となっております。ご希望のかたはお気楽に外来までご連絡ください。お電話でも受け付けております。

主な診察内容・対象疾患

対象疾患

  • 小児科一般
  • 小児アレルギー疾患
  • 小児循環器疾患

予防接種外来のごあんない

定期予防接種

  • 小児肺炎球菌ワクチン
  • ヒブワクチン
  • 四種混合ワクチン
  • 麻疹・風疹(MR)混合ワクチン
  • 二種混合ワクチン
  • 日本脳炎ワクチン
  • 水痘ワクチン
  • B型肝炎ワクチン(H28年4月以降に生まれたお子さん)

任意予防接種

  • おたふくかぜワクチン
  • ロタウイルスワクチン(ロタリックス)
  • インフルエンザワクチン

※子宮頚がんワクチン接種は行っていません。

日時

        毎週火曜日 14:00 ~ 15:30

        毎週木曜日 14:00 ~ 15:30

お持ちいただくもの
  • 母子手帳(予防接種の接種回数の確認等で必要になります。必ずお持ち下さい。)
  • 保険証
  • 診察券
  • 予防接種費用(自費の場合や自己負担金がある場合のみ)
ご確認ください
  • 問診票に記載されるお子さんの住所は住民票と同じですか。
  • 今回の予防接種の対象年(月)齢ですか。
  • 松原市に住民票のない方や対象年(月)齢以外は全額自己負担になりますのでご注意ください。

アレルギー専門外来のご案内

食物アレルギー

  食物アレルギーとは、原因となる食物を食べた後に、からだの中の免疫のしくみが働いて体にとって良くない症状(お肌が赤くなる・腫れるなどの皮膚症状、嘔吐・腹痛・下痢などの消化器症状、くしゃみ・咳・ぜいぜいなどの呼吸器症状など)が起きてしまう現象です。ひどくなると、皮膚、消化器、呼吸器などからだのいくつかのところ(臓器)で同時に症状があらわれ、アナフィラキシーと呼ばれる状態になります。さらに、血圧がひくくなったり意識を失ったりしてアナフィラキシーショックという重篤な状態になることがあります。
  乳幼児では5~10%程度のお子さんが食物アレルギーをもっておられますが、小学校にあがるころには食べられるようになるお子さんが多くなり、小学校以降では1.5~3%程度に減少すると考えられています。
  食物アレルギーの原因食物は、赤ちゃんから小学校へ上がるまでは、卵、牛乳、小麦が多く、小学校に入りますと、エビ・カニなどの甲殻類、そばなどが増える傾向にあります。最近では、幼児の、魚卵(イクラ)やピーナッツのアレルギーも増えてきています。
  お子さんの成長発育を考えますと、できるだけ多くのものを食べていただくことが大切ですので、食物の除去や制限も必要最小限におさえるように配慮する一方で、少しずつ食べられるようになっていっていただくことが大事です。小児科では、皮膚試験、食物負荷試験、血液検査などを活用しながら、安全にすこしずつ食べられるようになっていっていだけるようご家族とともに取り組んでいます。食物アレルギーについてご不安な点、ご不明の点がありましたら、どうぞ気軽にご相談ください。

アトピー性皮膚炎

  それでは、食物アレルギーはどうしておこるのでしょう。最近になって、お肌からアレル物質(アレルギーの原因となるもの、抗原とかアレルゲンといいます)が入ってくることが大きな原因の一つであることがわかってきました。乳幼児のころは、からだがまだできあがっていません。お肌も同じで、おとなにくらべると繊細で弱いお肌ですので、少しのこと、たとえば夏はあせも、冬は乾燥などですぐに荒れてしまいます。荒れたお肌は外界にあるものからからだを守るバリア機能が衰えていますし、保湿作用も低下しており、お肌からは水分がどんどん失われていきます。そういうところにアレル物質が入り込んで、将来のアレルギー体質をつくると考えられています。アレル物質は食物にかぎりません。ほこりやダニの成分もあれば、花粉もあります。ですので、とくに乳幼児期のお肌の荒れを放置しておくことは、食物アレルギーだけではなく、喘息や花粉症につながる可能性があると考えられています。乳幼児期は、新陳代謝がはやくお肌がどんどんつくられますので、適切な治療をおこないますと、おとなに比べるとずいぶんはやく改善します。お肌が赤くなっているところでは炎症が起こっていますので、保湿剤だけでよくしようとすることには無理があり、ステロイドの塗り薬が必要です。初めてお使いになる場合には、ステロイドには強さがいろいろあること、正しく使えば副作用はおきないこと、またステロイドでよくなれば塗り続けなくてもよいことを説明し、ご納得いただいたうえで塗っていただくようにしています。ご不安な点、疑問に思われる点がございましたらお気軽にご相談ください。

気管支喘息

  喘息のときに空気の通り道(気道)が狭くなっていることは以前から知られていましたが、気道の慢性的な炎症から喘息がおこるということがわかってから、治療法が大きく発展し、いまでは自宅でもコントロール可能な病気になっています。それでも、風邪がきっかけになって喘息が急に悪化して息が苦しくなったり、ぜいぜいひゅうひゅうはないけれども咳だけが延々とつづく咳喘息のようなものがあったりして、今でも気をつけておかねばならない病気のひとつです。急にひどくなったとき(急性期)の対応と、そのあとの病気のコントロールとを考えた治療が必要です。またふだんから、病状を把握することも大事です。喘息が長期にわたるお子さんには、病状の把握がご自宅でできるピークフローメーターをお持ちいただき、お子さんやご家族と一緒になって病気を治していけるように努めています。

蕁麻疹(じんましん)

  とつぜん、お肌の一部が赤くなってふくれあがり痒くなったら蕁麻疹かもしれません。乳幼児の頃は食物アレルギーと関係していることが多いのですが、年長になってくるとそういうものとは無関係におこる特発性とよばれる蕁麻疹が増えてきます。とくに4週間以上症状が続く慢性蕁麻疹はなかなか治りにくいことがあります。小児科ではそのお子さんのアレルギーの背景を考えつつ、抗ヒスタミン薬を中心にして、ときに補助治療薬を用いながら治療を行っています。

当院は、日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設(正施設:小児科)の認定を受けています

夜尿症専門外来のご案内

  おねしょ」と「夜尿症」は夜寝ている間に無意識に排尿してしまうということでは同じですが、その違いのポイントは年齢です。つまり、幼児期の夜尿を「おねしょ」といい、5~6歳(小学校入学前後)以後の夜尿を「夜尿症」というのが一般的です。
  5~6歳の夜尿症の頻度は約20%です。このうち半分は小学校低学年のうちに自然治癒します。しかし、おねしょが続くことで、こどもの自尊心が大きく低下している可能性があります。おねしょをして保護者から叱られることや、お泊りなどで他のお子さんの目を気にすることもあるでしょう。夜尿症は治療するとより早く治る可能性があります。気になるときはご相談ください。ただし、長期間の治療が必要になることもありますので、お泊りなどがあるときは早めにご相談ください。
  また、小児の「便秘」についても診察しています。便秘とは、便が長い時間出ないか、出にくいことをいいます。排便回数が、週に3回より少ない時や、5日以上出ない日が続けば便秘と考えます。毎日出ていても、出すときに痛がって泣いたり、肛門が切れて血が出るような場合も便秘です。便秘症は「よくある病気でたいしたことではない」と考えられがちですが、便秘症のお子さんは便をするときにとても痛い思いをしたり、苦しんだりしていることが多く、決してほうっておいてよい病気ではありません。また、便秘症はきちんと治療しないと、「悪循環」を繰り返してどんどんひどくなってしまうこともあります。ですから、「便秘症」と診断されたら、治療を考えていきましょう。

低身長検査のご案内

  低身長を心配されるお子さんやご家族はたくさんいらっしゃいます。受診されるお子さんとしては、家族性低身長、体質性思春期遅発症、あるいはその両者の重なったような方が多いです。家族性低身長はご家族の身長が低く、背の伸びは悪くないのが特徴です。体質性思春期遅発症は、思春期がくるのが遅く、伸び始めるのが遅いために他のお友達が伸びるとき(女の子では10~12歳、男の子では12~14歳) に低身長が目立ってきます。こうした方は両親のご家系や体質によるところが大きく、治療の対象にはなりません。しかし、受診されるお子さんの中には成長ホルモンの分泌が少ないことが原因となる成長ホルモン分泌不全性低身長という病気があります。検査で確認することができれば、成長ホルモン補充療法という治療の対象になることがあります。背が低いことでお悩みの方はお気軽に外来でご相談ください。受診される場合には、母子手帳、これまでの身長・体重の記録をお持ちいただきますと参考になります。

担当医師

  • 東口 卓史
    小児科部長
    日本小児科学会専門医

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