松徳BLOG

告示研修(実技研修)に行ってきました

皆さんこんにちは。

先日は告示研修(実技研修)に行ってきました。

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そもそも、告示研修とはなんだ??てことで、ネットなどで調べてみると「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」と出てきます。

簡単に言いますと、 追加される業務についての座学や実技についての研修です。 

なぜ業務範囲の追加が必要なのか?必要となった背景には以下の事柄があります。

医師の労働環境と過重労働は、長年問題視されてきました。それらを改善するための取り組みの一つに「タスクシフティング」と呼ばれるものがあります。これは医師業務の一部を、看護師や薬剤師、私たち臨床工学技士など他の医療従事者に振り分けることにより医師の長時間労働や業務においての負担を軽減することがねらいです。

すなわち、医師をサポートするため(サポート力をアップさせるため)告示研修(実技研修)を受講してきました。

では、その業務内容が実際どのような場面で患者様に関わるのか、一部ご紹介いたします。

手術室での業務です。

「鏡視下手術における体内に挿入されている内視鏡用ビデオカメラの保持及び手術野に対する視野を確保するための内視鏡用ビデオカメラの操作」

例えば、胃がんや虫垂炎や胆石症などの手術でお腹に穴を数か所あけ、その穴に手術器具をいれて行われる腹腔鏡下手術というものがあります。(大きな傷をつくらなくてすむため、手術後の回復が早いというメリットがある)

その一つの穴から腹腔鏡というカメラを入れ、内部を見ながら手術を行うのですがそのカメラの保持や操作を行う業務です。

実技研修では手術室で最も基本である、清潔不潔の概念・手洗い・ガウンの着方・手袋のつけ方から腹腔鏡の組み立て・操作方法までみっちり教えて頂きました。

普段から手術室業務には携わっており、基本の部分は理解し実践しておりますが今回説明を聞くことにより、手術室や治療を行う上で清潔不潔の概念の大切さを再度認識し、新たに入ってきたスタッフにも伝えていこうと思いました。

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 【写真】

上左:手術時に着用するガウンの着方、着せ方の練習中です。

上右:腹腔鏡を組み立てている模様です。

 下:お腹の模型を使用し、腹腔鏡を実際に操作しています。

 

 

 

 

 

 これからも患者様に安心して手術や治療を受けてもらえるよう、スタッフ一同で努力していきます。

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