松徳BLOG

輸液ポンプのバッテリー豆知識

今回は輸液ポンプのバッテリーについてご紹介いたします。

外来患者様も入院患者様も一度は見たことがある方が多いと思います。

写真に写っております機械が当院で使用しております輸液ポンプです。

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輸液ポンプは、バッグや瓶に入っているお薬を持続的に注入する機械です。

当院では、この輸液ポンプが約100台あり患者様に使用しております。

 輸液ポンプですが、点滴棒に付いたまま患者様自身が持って歩いて移動されることがあります。

その際に気にしていただきたいのがバッテリーです。

輸液ポンプにはバッテリーが入っており、コンセントを抜いて移動しても問題ありません。しかし、バッテリーは制限なく使用できるわけではありません。

輸液ポンプのバッテリーは最長で約2時間です。

(この約2時間は輸液ポンプの流量設定、バッテリーの状況などによって異なります。)

今使用している輸液ポンプがどの程度の時間使用できるバッテリーなのか知ることができます。

それは輸液ポンプの前面下部にあるバッテリー残量のランプ表示です。

3つのランプで表示されています。

3つランプが付いている状態では約2時間、2つ付いている状態では約60分、

1つしか付いていない状態では約30分です。

また、ランプが1つの時にバッテリーで使用し続けているとアラームが鳴り始め、バッテリー残量が低下していることを機械がお知らせしてくれます。

その際は慌てず病室に戻っていただき、コンセントを差して充電していただくようにお願い致します。

 

 臨床工学科では患者様が輸液ポンプをいつでも安全にご使用いただけるように、日々

点検清拭を行いバッテリーの残量確認から充電状況の確認まで行っております。

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