痔核(じかく)とは?
痔核は、肛門にできるいぼ状の腫れで、一般に「いぼ痔」と呼ばれています。
肛門の内側にできるものを内痔核(ないじかく)、外側にできるものを外痔核(がいじかく)といいます。
原因
排便時のいきみなどによって肛門周囲の血流が滞ったり、肛門を支える組織が弱くなったりすることで痔核ができると考えられています。
便秘や長時間の排便なども、痔核を悪化させる原因になります。
内痔核の主な症状
- 排便時に出血する
- 排便時に痔核が肛門から出てくる(脱出する)
症状が進むと、排便後も痔核が戻りにくくなることがあります。
治療
痔核の大きさや、出血・脱出などの症状に応じて治療方法を選択します。
症状が軽い場合は、まず座薬や排便習慣の改善などの保存療法を行います。
症状が続く場合には、ジオン(ALTA)注射や手術療法を検討します。
当院では、患者さんの状態に応じて適切な治療方法をご提案しています。
① 保存療法
座薬や軟膏などのお薬を使用するとともに、便秘やいきみを避けるなど、排便習慣を整えます。
② ジオン(ALTA)注射
内痔核にジオンという薬剤を注射し、痔核を小さくする治療です。
痔核を切除しないため身体への負担が比較的少なく、日帰りで治療することも可能です。
痔核の大きさや脱出の程度によっては、手術療法をおすすめしたり、手術と組み合わせて治療したりすることもあります。
③ 手術療法(結紮切除術)
痔核につながる血管を処理し、痔核を切除する手術です。
当院では腰椎麻酔(下半身の麻酔)と静脈麻酔を組み合わせて行います。術後に痛みを伴うことがありますが、痛み止めを使用しながら経過をみていきます。日帰りまたは1泊2日での治療を行っています。
まとめ
痔核は、出血や脱出などによって日常生活に支障をきたすことがあります。
症状や痔核の状態によって適した治療方法は異なりますので、診察のうえで患者さん一人ひとりに合った治療方法をご提案します。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
