麻酔科専攻医募集要項

募集要項

麻酔科専攻医募集要項詳細

プログラム名称 麻酔科専門研修プログラム
募集人員 1名
募集職種 松原徳洲会病院 常勤医師
研修開始日 令和7年4月1日
応募資格 初期臨床研修修了見込み、および修了者
応募書類 履歴書、医師免許証、研修修了証(修了者のみ)
問合せ先

医療法人徳洲会 松原徳洲会病院  臨床研修センター 事務局
住所:〒580-0032
   大阪府松原市天美東7丁目13番26号
電話:072-334-3400( 内線 3305)

当院麻酔科の概要

松原徳洲会専門研修プログラムはこれから麻酔科医としてスタートする専攻医に最適な構成になっています。

当院は地域に根差した急性期医療の提供を第一に考えており、手術症例の多くはcommon diseaseに対するスタンダードな治療を行っております。具体的には腹腔鏡下悪性腫瘍手術やロボット支援前立腺全摘術や骨折に対する観血的手術などが多くあります。したがって専攻医の皆様にとって麻酔を基礎から学ぶのに相応しい環境を提供しています。

さらに専門分野に関してはそれぞれに特化した関連病院で集中的に研修し、高いレベルの技術を効率よく習得できる内容となっています。例えば連携施設である愛染橋病院は大阪府総合周産期母子医療センターに認定されており、ハイリスク妊娠・低出生体重児・母子搬送・無痛分娩などの症例があります。そこで働く先生方からトップレベルの研修を受けることができます。愛染橋病院の他に共愛会病院・名古屋徳洲会総合病院・福岡徳洲会病院での研修があり、4年間で1人前の麻酔科医になれるカリキュラムになっております。

またすでに専門医を取得されている先生方の募集も受け付けております。麻酔技術の維持や、新しいことへのチャレンジ・キャリアアップなどそれぞれの目標に沿える様に尽力いたします。

教育方針“技術の「言語化」"

私たちは指導者も専攻医も互いに自分の考えを言語化できるように努めています。

指導者がその麻酔技術を言語化することで専攻医はより明確に理解できるようになります。また専攻医が自分の理論を言語化することで何が足りないかを指導者に伝えやすく、的確なアドバイスを受けることができます。

麻酔科医は患者様の治療計画について主治医や医療スタッフと協議する場面も多くあり、その際に麻酔科医としての考えをわかりやすく伝えなければなりません。これも麻酔科医として必須な技術だと考えています。そのために日頃から「言語化」することを大切にしています。

適切なライフワークバランスの確保

医療安全のためには良好な就労環境づくりが大切だと考えており、身体的および精神的ストレスを軽減できるような環境づくりに取り組んでおります。

具体的には日勤帯の麻酔業務において臨床工学技士(麻酔アシスタントCE)とタスクシェアを行っています。それにより、定時退勤の遂行と休暇の希望所得を実現しています。

また育児支援にも努めています。具体的には時短勤務や保育所の併設といったシステムを整えてあり、予期せぬ早退や欠勤にも柔軟に対応しています。

麻酔科医全員のより良い就労環境を築いていきたいと考えています。

当院の麻酔における特徴

<神経ブロック>

外科医から「腹腔鏡手術の術後鎮痛に適した方法はありませんか?」

当院消化器外科は腹腔鏡手術を多く行っております。腹腔鏡手術は低侵襲ですが臍部5cm程の創部痛に対して外科医から上記の相談を受けました。硬膜外麻酔では侵襲が高く、抗血小板薬使用中など適応外の患者様も多くいます。またフェンタニルの全身投与では嘔気などの副作用が問題となっていました。

そこで外科医と協議し、持続腹直筋鞘ブロックを導入いたしました。その結果、安静時疼痛を訴える患者様は激減し、嘔気など副作用を訴える方も少なくなりました。

消化器外科に続いて婦人科・整形外科・腹部大血管外科に対して積極的に神経ブロックを併用した麻酔を行っております。

このように患者様の術後管理を外科医や病棟スタッフと共に考え、より質の高い麻酔法を選択できることは麻酔科医としてとてもやりがいのある仕事です。

 

 <心臓血管麻酔>

当院では麻酔科のサブスペシャリティーとして心臓血管外科麻酔を習得することも可能です。心臓血管外科麻酔を苦手とする麻酔科医の多くは「自信がもてない」「外科医との話し合いが苦手」「緊急時に冷静でいられない」といった意見を持っています。私たちはこのような苦手意識の原因を理解し、完全バックアップのもと指導を行っております。前述のように自分の考えを言語化する訓練を積み、自信に繋がるような指導を行っております。

また当院では緊急手術も多く、経験を積むことで冷静な判断ができるようになります。心臓血管外科麻酔は心身の疲労も大きいため十分なサポート体制を整えて指導にあたっています。

 

 <その他(緩和ケアチームの参加、医療安全委員会の参加)>

手術室外で個々が興味のある分野について積極的に参加しています。麻酔科がチームとして新しいことへの挑戦をサポートしています。

さいごに

病院見学希望やお問い合わせはいつでも受け付けております。お気軽にご連絡ください。

見学時の交通費等は原則当院が負担いたします。

 麻酔科 一澤 敦

電話 072-334-3400(代表)

FAX 072-332-3512

 

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