形成外科

  松原徳洲会病院では2024年度から形成外科常勤医による診療を開始しました。地域2次医療機関の形成外科として地域医療への貢献を目標としています。地域1 次医療機関からの紹介症例に対する診療や手術、外傷などの救急症例への対応を積極的に行います。

 

主な診察内容・対象疾患

診療内容

  形成外科は一般的にはあまりなじみのない診療科かもしれません。大学病院や悪性腫瘍症例を多く診ている病院の形成外科では、形成再建外科ともいわれるように悪性腫瘍を切除した後の再建手術が中心となることが多いですし、小児の医療センターなどでは先天異常の手術症例が多いです。また、クリニックなどでも外来通院を中心とした形成外科治療が行われています。

  当院の形成外科では地域の2次医療機関の診療科として皮膚の腫瘍などの比較的ありふれた疾患から、眼瞼下垂症や難治性皮膚潰瘍、副耳などの先天性外表異常といった少し特殊な疾患も治療対象としています。また病院として救急症例を多く受け入れていることから、顔面を主とした外傷や熱傷の治療にも関与します。

  具体的な対象疾患としては主に腫瘍、外傷、整容の分野です。腫瘍の分野では、いわゆる皮膚のできものである皮膚や軟部組織の良性、悪性腫瘍が対象疾患になります。外傷の分野では、主に顔のけがの治療や、やけどなどでの皮膚の損傷を対象としています。整容の分野では、外傷や手術後の瘢痕(きずあと)拘縮(ひきつれ)、ケロイドや、副耳などの先天性外表異常が対象疾患となります。また、整容的な要素が大きい眼瞼下垂症や眼瞼内反症などの眼瞼の手術も形成外科で行っています。その他にも特に下肢に多い難治性皮膚潰瘍や褥瘡(とこずれ)、陥入爪(巻き爪)、腋臭症(わきが)なども形成外科が対象とする疾患です。

  形成外科ではこれらの疾患に対して主に手術を中心にして治療を行います。全身麻酔の場合には原則入院していただきますが、形成外科は局所麻酔での日帰り手術も多く、外来受診から手術を含め安全快適を心がけています。

対象疾患

皮膚良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍、顔面外傷、熱傷、瘢痕拘縮、ケロイド、外表先天異常、眼瞼下垂症、眼瞼内反症、難治性皮膚潰瘍、褥瘡、陥入爪、腋臭症など

受診希望の方へ

  形成外科は意外と身近な悩みを扱っていることも多く、「美容室で頭にできものがあるといわれた」「けがが治ったけど傷跡が気になる」「最近まぶたが下がってきてうっとうしい」など、みんな形成外科で扱っています。形成外科は月曜日、水曜日、木曜日の午前中に外来診療を行っています。診療についてのご質問等はホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。

 

外来担当医表

担当医師

廣田 龍一郎

形成外科部長

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