臨床工学科

臨床工学科とは

突然ですが、臨床工学技士(Clinical Engineer)という職業をご存知でしょうか。

臨床工学技士とは一言でいうと病院内の医療機器を取り扱うスペシャリストです。

現代の医療は高度な医療機器がなければ成り立ちません。

病棟や手術室で使用しているシリンジポンプや輸液ポンプは、患者様への使用が終わり次第、臨床工学科に返却され、我々臨床工学技士が点検清拭し、再度病棟などへ貸出しています。

当院では29名の臨床工学技士が在籍しており、医療機器の管理の他、人工透析や

心臓カテーテルなど様々な業務に関わっています。

また、医療行為だけでなく、院内スタッフに医療機器をより安全に使用してもらう為に

勉強会なども行います。

臨床工学技士のお仕事

心臓カテーテル

心電図や血圧などをモニタリングする装置の操作から、手技に必要な物品や機器の準備など様々なことを幅広く行っています。

当院では、ドリルのように血管内の硬くなった組織を削る特殊装置(ロータブレータ)も取り扱っています。

また、緊急時に備え、心臓の動きを補助する補助循環装置(IABP・ECMO)の操作も出来るよう努力しております。

人工透析(血液浄化療法)

人工透析室にて看護師と協力し臨床工学技士も人工透析を施行しております。

また、人工透析装置34台の機器管理・人工透析に必要不可欠な透析液を作製している透析液作製装置などの点検を行い、トラブルにいつでも対応できるよう勤務しています。

重症患者様に対して行う特殊血液浄化(CRRT、PMX、PE)なども集中治療室にて臨床工学技士が行っています。

手術室

腹腔鏡手術にて使用する気腹装置(お腹の中を二酸化炭素で膨らませる装置)や光源装置の準備、操作を行います。

また厚生労働省が推進する、医師の働き方改革「タスクシフト/シェア」に積極的に取り組んでおり、鏡視下手術のスコープオペレータや各分野において清潔介助業務を行っております。

心臓血管外科の手術では、心臓と肺の代わりをする人工心肺装置の操作を行っています。

また、麻酔器や患者監視装置などの点検も行っています。

 

内視鏡

安全に内視鏡検査が行えるよう、内視鏡カメラの用意や洗浄を主に行っています。

また、組織採取や胃や大腸ポリープ切除などで使用する物品の準備と医師の指示の下、機器の操作を行います。

高気圧酸素療法

高気圧下で酸素を吸入することで、病態の改善を目指す治療です。

当院では個人用の高気圧酸素治療装置2台体制で治療を行っています。

ペースメーカ

ペースメーカ植え込み時に必要な機材の準備、機器の操作などを行っています。

また、MRI撮影や外来フォローアップ時のペースメーカチェックを行っています。

チェックにて確認したペースメーカの情報は循環器内科の医師に伝え、最善の治療が行えるよう努めています。

血管アンギオ

血管造影と外科的手術のどちらも施行可能なハイブリット手術室にて行われます。

大動脈瘤に対して、ステントグラフトと呼ばれる金属の骨格(ステント)を縫い付けた人工血管(グラフト)を挿入する手術の医師の介助を行います。

脳血管に対する手術の介助も行っています。

高気圧酸素治療件数

資格

資格名 人数
認定医療機器管理臨床工学技士 4名
認定血液浄化臨床工学技士 6名
認定集中治療関連臨床工学技士 3名
透析技術認定士 10名
体外循環技術認定士 3名
呼吸療法認定士 3名
消化器内視鏡認定技師 1名
第1種ME技術実力検定合格 1名

実習

当院では3名の認定臨床実習指導者が在籍しており、臨床実習指導施設の認定を取得しています。

また、年間10名程の実習を受け入れています。

技士長

吉見 隆司

徳洲会臨床工学部会  事務局長

大阪府臨床工学技士会 副会長

日本臨床工学技士会  代議員

スタッフ

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