放射線科
ご挨拶
放射線科では高度な医療機器を用いる事で 安心・安全・丁寧を目指し可能な限り苦痛や不安の無い様な検査を行えるように日々業務に取り組んでおります。
また高度な医療機器をフル活用できるよう日々の成長を目指し、医師とのコミュニケーションを密にとり、症例カンファレンスなども行っております。
部門の紹介
当科は常勤医師1名 非常勤医師 4名 診療放射線技師は18名在籍しております。画像診断装置はCTが2台 MRI 心カテ専用Angio装置 全身血管Angio装置 X線TV装置 乳房撮影装置 結石破砕装置 骨密度撮影装置 一般撮影装置が2台ポータブル撮影装置が2台 外科用イメージ装置を備えております。
CT . MRI検査におきましては、他施設からの検査依頼も随時受付ております。
詳細は当院の地域連携室又は放射線科までお問合せください。
当院の撮影装置
CT装置2台
キャノンメディカルシステムズ社 Aquilion ONE(320列)
キャノンメディカルシステムズ社 Aquilion PRIME SP (80列)
〔CT装置で撮影された心臓の立体的な3D画像〕
〔肝臓 腎臓 胃などの細かい血管まで描出が可能〕
MRI装置1台
PHILIPS社 Achieva 3.0T X-series
頭部MRA画像
腰椎MRI画像
乳房(造影)MRI画像
DWIBS画像
心臓専用血管撮影装置1台
PHILIPS社 Azurion7 12/12
心臓カテーテル検査とは?
心臓に栄養を供給している血管である冠動脈はX線で撮影しても描出ができません。
カテーテル(直径1~3mm、長さ1m前後の細い長い管)を手首もしくは鼠径部より血管内へ挿入し、冠動脈の入り口までカテーテルを持っていき、造影剤(血管を描出を目的として薬剤)を注入して冠動脈の状態をリアルタイムで観察することができます。
複数の角度から撮影をすることで血管のどの場所がどれくらい細いのか、詰まってしまっているのかを正確に把握する事ができ、狭心症や心筋梗塞の診断をします。
心臓カテーテル治療
心臓の血管である冠動脈が狭くなったり、詰まったりして起きる疾患である狭心症や心筋梗塞への治療法の一つです。
カテーテル検査と同じく手首もしくは鼠径部(治療する状態により変わります)より血管へカテーテルを挿入し狭くなっている血管をバルーンやステントで血管を広げて血流を改善させます。
大動脈ステントグラフト術専用
ハイブリッド手術室血管撮影装置
東芝メディカル社 Infx-8000c
頭の血管強調画像
胸部大動脈の画像 (上術前、下術後)
X線テレビ装置1台
島津製作所 SONIALVISION G4
乳房専用X線撮影装置(マンモグラフィ)
富士フィルム社 AMULET-Innovality
一般撮影装置、CR画像処理装置2台
TOSHIBA社 KXO-50G
コニカミノルタ社 AERO-DR fine
一般撮影装置とは
一般撮影装置は、簡便かつ迅速に画像情報が提供できるので最初の診断に用いられる頻度が最も高い装置で、俗にいうレントゲンを撮る装置です。
当院では、立位撮影装置を2台・臥位撮影装置を2台保有しており、すべての撮影室において、
FPD(Flat Panel Detector:フラットパネルディテクタ)システムが使用できるようになっております。FPDの特徴として従来の装置では撮影する毎にカセッテ(X線受信機)を入れ替えて
撮影していましたが、FPDではその必要がなく、連続して撮影が行えるほか撮影の際には患者さんに合わせてコンピューターが画像の濃度を自動で調整して、最適な画像をわずか数秒で出力することができます。撮影した画像はデジタル処理によって撮影後に様々な処理が行えるようになっております。
このようにFPD導入により、検査時間の短縮や被爆の少ない、患者様に優しい検査が可能となりました
検査について
一般撮影には主に胸腹部撮影と骨撮影があり、造影剤を使用した尿路系の撮影も行うことができ、多岐にわたる検査が可能となっております。
撮影頻度の高い胸部や骨の撮影は、肺や骨の病気に有用な検査で四肢の骨折や腰骨など椎体の骨折がよくわかります。
検査の際の注意事項
着替え:下着のホックやワイヤー、洋服のボタン、チャック、プリント等も写真に写ってしまうため、検査着に着替えて頂くことがあります
装飾品等:撮影範囲内にアクセサリー等の貴金属や湿布やカイロなどがある場合は撮影前に外して頂きます
体位:撮影部位により様々な体位をとっていただくことがあります
また、付き添いの方に介助に入っていただくことがあります
妊娠:妊娠している方や妊娠の可能性のある方は、検査前に医師または放射線技師にお伝えください
尿路結石破砕装置
SIEMENS社 LITHOSKOP
パノラマ撮影装置
Vatech社 Pax-i(PCH-2500)
骨密度測定装置
GEヘルスケア社 PRODIGY-C
骨密度測定検査は、骨にどれくらいカルシウムやマグネシウム、ミネラルなどが含まれているのかを測り、骨粗鬆症の診断、骨折のリスクの評価を、高い精度で調べることが出来ます。
測定部位は主に、骨折を起こしやすい腰椎と大腿骨の2ヵ所で測定をしています。この2ヵ所を測定する事で、踵の骨で行う超音波法や手や腕の骨で行う簡易的な骨密度測定よりもより正確な評価をすることが出来ます。
骨密度の表し方は若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何パーセントであるかという基準で示されます。
放射線被ばくは、普通の日常生活をしているだけで「年間2.4mSvの自然放射線被ばく」を受けていますが、「胸部レントゲン:0.06mSv」、「骨密度測定検査:0.01mSv」と極めて微量の放射線を利用している為、被ばくも少なくて安心です。
・検査前に食事制限はありません
・ベッドに10分程度仰向けに寝るだけです
・測定部位に金属やプラスチック類がある場合、測定の妨げとなる為検査着に着替えていただく場合があります
当院ではドックでも検査を受けていただけます。